税金の無駄遣いが明らかとなりました。
会計検査院は2013年度の会計検査の結果、つまり歳入歳出決算、政府関係の収入支出決算等の報告書を提出しました。この結果は会計検査院のウェブサイトに記載されています。
指摘された税金の無駄遣いは595件、2831億円となりました。税金の無駄遣いが過去3番目に多い年となった12年度よりは約2000億円の減少となりましたが、依然として多額の税金が無駄遣いされている状況が明らかとなりました。
このうち、支出が法令違反にあらる「不当事項」の指摘額は402件あり、金額は141億円でした。省庁別では、厚生労働省が847億円と最も多く、内容としては雇用保険を受給することができない失業者に職業訓練を行う緊急人材育成や就職支援基金の剰余金が752億円でした。続いて農林水産省が8050億円で、経済産業省360億円となりました。
国民の安全に直結することとなる防災施設や鉄道施設などのインフラの保守管理の分野で、国や自治体・事業者の不備も露呈することとなりました。
東日本大震災の復興関連事業の部分でも、国の補助金や交付金が有効的に活用されていないことが明らかとなる結果となりました。
http://www.jbaudit.go.jp/report/new/index.html