名古屋の税理士の最新情報を中野税務会計事務所がお届けします

サイトマップ

名古屋の税理士のブログエントリー

新規開業・企業をお考えの方はこちらからどうぞ 税理士の変更 ブログ メルマガ 携帯電話からのお問い合わせ
ランディングページへ
携帯版サイトはこちら

携帯版専用サイトはこちら

青色申告と白色申告の違い:どちらが良いのか

個人事業主の方が、起業・開業する際に税務開業届出書を作成するにあたり、
必ず迷われる項目のひとつだと思います。
青色確定申告と白色確定申告では、それぞれにメリット・デメリットがあり、
その方の売上や利益、経理量等により、どちらが良いのか比較して選択することになります。



【青色確定申告のメリット】
1、青色確定申告特別控除65万円(又は10万円)を受けることが出来る
2、事業が赤字の場合、当該赤字を3年間繰り越し、翌年以降、黒字の場合に相殺することが可
3、事業に専従する家族(一定要件あり)に給与を支払った場合、経費にすることが出来る
4、自宅兼事務所で事業用が50パーセント以下の場合でも、私用と事業用の割合を合理的に按分し、経費に算入することが出来る
5、30万円未満の資産を購入した場合、当該年度で即時に経費に計上可


【青色確定申告のデメリット】
1、複式簿記による記帳(総勘定元帳・貸借対照表・損益計算書の作成等)の手間
2、「所得税の青色申告承認申請書」を一定期限内に作成し提出する必要がある
3、自分では申告が難しい場合、税理士等に依頼する必要がある


【白色申告のメリット】
1、複式簿記ではなく、簡易な方法による記帳が認められている


【白色確定申告のデメリット】
1、事業が赤字の場合、翌年以降に当該赤字を繰り越し、翌年以降の黒字と相殺できない
2、事業に専従する家族へ給与を支払う場合、経費に出来る金額に上限が設けられている
   (事業所得等の金額により算出:配偶者であれば86万円、その他の専従者は50万円まで)
3、私用と事業用の部分が混ざり合っており、明確に区分することが出来ない支出があった場合、原則として経費計上は出来ない
4、20万円以上30万円未満の資産を購入した場合でも、即時には経費計上することが出来ず、通常の減価償却資産として、その購入資産の耐用年数で毎年、均等額を経費として処理することになる


【青色確定申告が良い場合】
1、開業一年目が赤字の場合(翌年以降に赤字を繰り越すことが出来るため)
2、消費税課税事業者(消費税課税事業者:本則課税の場合、記帳義務がすでに発生しているため)
3、売上及び利益がある程度、発生している場合


【白色確定申告が良い場合】
1、日々の取引数が多く記帳が煩雑となるが、売上及び利益は少ない場合


※上記の「売上及び利益がある程度」「売上及び利益の少ない場合」とは、
  その事業者の状況等から判断することになり、個別のケースにより異なります。


平成26年1月から、
白色確定申告を行っている事業者への記帳・帳簿等の保存義務が強化され、
すべての事業者が「記帳・帳簿保存制度」の対象となりました。
この改正より白色確定申告の簡便な経理というメリットは減少し、
青色確定申告と白色確定申告の違いが少なくなったと言えます。


当税理士事務所に税務相談に来られるケースで、
開業当初は赤字なので白色申告をしていましたが、
近々黒字になる予定なので青色申告を検討したい、
というご相談をよく受けますが、
この場合、青色申告の特典である「赤字の3年間の繰り越し」を使うことが出来ず、
残念な思いをすることがあります。


事前には出来ても、事後では出来ない税務対策がたくさんありますので、
開業前に青色確定申告にするのか白色確定申告にするのか、十分検討されることをお勧めします。

日時:3 20, 2015 PM 02:58
メールでお問い合わせ
Topへ戻る