国税庁が「平成20年分 年末調整の手順と税額の速算表等」(冊子)を公開しました。内容については、
平成19年度分からの変更は無いようです。
この冊子は、平成20年分の給与について、年の中途で年末調整を行う場合に使用するものです。なお、年の中途で年末調整を行う場合とは、具体的に以下のような場合です。
? 年の中途で死亡退職した人【退職したとき】
? 著しい心身の障害のため年の中途で退職した人で、その退職の時期から見て、本年中に再就職ができないと見込まれる人【退職したとき】
? 12月中に支給期の到来する給与の支払いを受けた後に退職した人【退職したとき】
? いわゆるパートタイマーとして働いている人などが退職した場合で、本年中に支払いを受ける給与の総額が103万円以下である人(退職後本年中に他の勤務先等から給与の支払いを受けると見込まれる人を除く)【退職したとき】
? 年の中途で、海外の支店へ転勤したことなどの理由により、非居住者となった人(非居住者とは、国内に住所も1年以上の居所も有しない人をいう)【非居住者となったとき】
年の中途で年末調整を行う場合の手順は、毎年12月に行う年末調整と基本的に同じです。税制改正により税率や税制が変更になった場合は注意が必要ですが、平成20年分については心配なさそうです。
中野税理士事務所 名古屋市中区:独立開業・会社設立・店舗開業・起業支援